この記事では、トーキングマラソンの具体的な使い方や使い勝手をレビューします。
図解やスクリーンショットを使って、具体的にアプリがどんな風に動くのかを解説します。
このアプリは他人と英語を話すなんて、まだちょっとイヤだなぁ、という人にはもってこいですので、具体的にどんな風に発音練習が出来るかを確認してみてください。
トーキングマラソン全体の良いところ、良くないところ、英語レベル、感想、実際効果あるの?などのレビューは別記事で書いてます。
そちらに興味がある人は、下の記事を読んでみてください。
【4ヶ月380スキット完走!】実際トーキングマラソンは効果あるのか!?【詳細レビュー】
英語を脳に刻み込む仕組みを徹底解説
まず最初にもっとも重要な部分、トーキングマラソンが採用している、英語を覚えていく仕組みを解説します。
英語を覚えやすいロールプレイ式
英語は何の脈略もないと覚えづらいので、トーキングマラソンではロールプレイ式に英語を学習していきます。
ただ闇雲に英文を覚えるのは、その英文をいつ使うのかわからないですし、言葉に付随する物語もないので、なかなか覚えられません。
そこでトーキングマラソンには短いストーリーがあって、その中で英文を覚えるということになります。
その方が具体的に状況がイメージ出来るので、英語を覚えやすいです。
英語を覚えて発音練習する仕組み
ここがこのアプリの核になっている部分です。
この仕組みによってユーザーは英語を覚え、なるべく短時間で自分が難しく感じる英文だけを何度でも練習出来るようになります。
アプリの仕組み上、英文は必ず覚えないとならない
最初のロールプレイのあとに、下のスクショの画面を見ながら延々と英語の発音練習をします。ここがこのアプリの一番肝心な部分です。
上のスクショのようにもう十分だ!と日本語が表示されたら、
That’s enough!
と6秒以内に、実際に声に出して同じ意味の英語を答えます。
質問は日本語なので、正解の英文は必ず覚えないとなりません。
ユーザーは、トーキングマラソンが用意している正解の英文を覚ることになります。
1レッスンの中に、5から10の英文があります。順に質問され、順に英語で答えていきます。
練習が必要な英文だけを何度でも練習出来る
上のように日本語で質問され英語で答えていくことを繰り返しますが、ユーザーにとって難しい英文は、何度でも練習出来ます。
逆に練習する必要のない英文はすぐに終了出来る仕組みになっています。
ユーザーにとって簡単過ぎる英文はスキップし、練習が必要な英文だけに集中出来るわけです。
図解しながら、その仕組みを解説します。
一つのレッスンの中に、覚えるべき英文が4つあるとします。英文とは、先程の “That’s enough” みたいな英文です。
すると下の図のように、順番に英文A、B、C、Dと出題されます。
1巡目
順に英文Aから答えていき、それぞれ言えたまたは言えなかったのボタンをタップします。
言えたをタップした英文Bは、再び質問される事はありません。ユーザーにとっては簡単な英文で、これ以上練習する必要がないわけです。
2巡目
言えなかったをタップした英文A、C、Dが2巡目で再び質問され、Aから順番に答えていき、再び言えた、言えなかったをタップしていきます。
言えたをタップした英文Dは、3巡目で再び質問される事なく終了です。言えなかったをタップした英文A、Cは再び順番に質問されます。
3巡目
今度は英文A、Cともに言えなかったので、4巡目に再び質問され、全部の文で言えたがタップされるまで、10巡目、11巡目といつまでも続きます。
その英文に自信がなければ、言えなかったをタップする前にひとりで何度でも発音練習出来ます。もう上達出来ないところまで来たら、そこで言えなかったをタップし、次の英文に移ります。
ユーザーにとって難しい英文は言えたがタップされるか、またはスマホのバッテリーが切れるまで何度でも永遠に質問されます。
こうやって何度も何度も発音することで英文を覚え、かつスムーズに発音出来るようになるわけです。
実際に言えたをタップするタイミングは、その英文に完全なる自信があって、これ以上練習しても意味がないと感じる時です。
ここのセクションは実際にやってみるとスピード感があって面白いのですが、どんな感じなのかは、実際に試した方が早いです。
試してみたい人は下のリンクから2週間無料で試せます。
レッスンの詳細 アプリの使い方
それではもっと細かく、順を追ってアプリの内容を書いていきます。
ここからは、一つのレッスンをスキットと呼ぶことにします。ちなみにスキット(skit)とは、英語で”ちょっとした小話”のことです。
一つのスキットは、
の三つのセクションに分かれています。
RUN
最初の RUN は、「その回のテーマとなる会話劇を、とにかくやってみましょう」というものです。
いきなりふたりの会話劇の片方をユーザーが演じます。
自分のセリフは日本語で表示されるので、6秒以内(セリフの長さによって変わる)に英語に翻訳して、発話するというロールプレイです。
相手のセリフは英語です。
6秒以内に”いつなくしたの?”を英語で言います。この段階では、適当に自分の思う正解を言ってみましょう。
質問に対する正解と、アプリの音声認識で拾ったあなたの発音を表示。
この最初の RUN は、英語の上級者でも正解するのは難しい。なぜなら、会話として成立する正しい答えはいくつもあるから。
このアプリでは正解を一つに絞っていますが、ここで正解出来なくてもまったく落ち込む必要はないです。
ちなみに下のスクショの赤丸が相手のセリフの英語字幕ON OFFボタン、右隣の青いボタンが一時停止、または終了のボタンです。
リスニングを頑張りたいなら、英語字幕は消しましょう。字幕があると、つい字幕を目で追ってしまいます。
何かの理由で一時中断したいときは、右隣の一時停止、または終了ボタンを押します。
WORK OUT
このアプリのメインの部分は次の “WORK OUT”。
最初の RUN に出てきた英文と、それを応用した英文、合わせて5〜10前後の英文をここで繰り返し発話して覚えることで、英語を脳に刻み込む作業をします。
この部分が、先ほど冒頭で説明したトーキングマラソンの核の部分。
このセクションは文字通り、まさに体を動かす work out(トレーニング、練習) のようです。
最初から言えた簡単な英文も、練習のために言えなかったをタップしてダメ押しで練習しましょう。遠慮せず、とにかくたくさん発音します。
あなたの答えをExcellentとかYou can do itとかとアプリが評価しますが、アプリの音声認識があまり良くないので気にする必要はないです。
重要なのは、その下の言えなかったと言えたのボタンです。
もう十分だ!に相当する英語は、 I’m done とか I’m finished とか、その表現方法は色々とあります。
しかし、アプリとしてはThat’s enoughを正解としています。
これは“That’s enough”が唯一の正解という意味ではなく、”That’s enough を練習して下さい”ということなので、その通りに練習します。
英語の発音がよくわからなければ、英文の右にあるスピーカーマークをタップするとネイティブの発音が何度でも聞けます。
出来るだけ真似して、同じように発音出来るように頑張ってみて下さい。
テニスの壁打ちのようなこの WORK OUT は、意外とゲーム感覚になって楽しくなってくるので、自信を持って即答出来るまでつい繰り返しやってしまいます。
自信を持って自動的に口から英語が出てくるようになれば、言えたをタップしてその英文は終了です。
RUN AGAIN
その次の RUN AGAIN は最初の RUN と全く同じです。
ここでは WORK OUT で散々覚えた文章を言うだけなので楽勝です。
最後に、最初の RUNと成績を比較するので、誰でも達成感を味わえます。当然 RUN AGAIN の方が成績は良いはずです。
ここまで終えるのにアルクは5分くらいを想定しているようですが、実際には10分、15分と時間をかけて、じっくりやった方が良いです。
この RUN – WORK OUT – RUN AGAIN の塊が一つのスキットで、1日に3スキット用意されています。一度に出来るのは3スキットまで。
そのうちの一つは復習なので、実際には新しいスキットは2つです。
毎日朝5時と夕方5時にスキットの入れ替えがあって、1日に2セット出来ます。そうすると、全部で6スキット、そのうち2スキットは復習です。
ということは、アプリを開くと常にやるべきスキットが画面に表示されていて、自分で選ぶ必要はありません。
どれやろうか迷うだけでも時間かかるから、勝手に決めてもらった方がいい。
アプリの設計としては、朝5時以降に3スキットやり、夕方5時以降にもう一度3スキットやることで、1日に6スキット(復習2スキット含む)やるという感じです。
新しいスキットでも、実は以前やったスキットと同じような英文を練習する場合もあるので、それは復習している感じになります。
すでにやり終えたスキットはリストになっていて、いつでも任意に選んで復習することも出来ます。
英語は復習して何度も脳に刻み付けることが大事なので、日々強制的に2スキットの復習、それと任意に以前学習したスキットを復習出来るようになっています。
ワンポイントレッスンをチェックする
スキットが終わると、簡単なワンポイントレッスンがあります。
文字が小さいので忘れがちですが、1スキット終わったら忘れずに赤丸の部分をそれぞれタップします。
”スキットの文面を確認する”をタップすると、下記のような画面が表示され、ワンポイントアドバイスが見れます。
同時にスキットの相手側のセリフもチェック出来るので、相手側の英語を覚えたい場合にも便利です。
”ワークアウトの文面を確認する”をタップすると、下記のような画面が表示され、同じようにワンポイントアドバイスが見れます。
アプリの気になる部分
自分の発音を聞けない
このアプリでは、自分の発音を録音して聞くことが出来ません。
自分の発音をネイティブと比べることは、発音を上達させるうえで最低限あった方が良いかな、と思います。
絶対にないと困るわけではないですが、追加して欲しい機能です。
会話の片側だけしか練習出来ない
ロールプレイの片側だけしか練習出来ません。
相手側の英語にも美味しいフレーズがあるので、あー、あれ覚えたいなぁ、という残念さはあります。
その場合は、先程の”スキットの文面を確認する”をタップして、相手側のセリフを確認してください。
まとめ
足りない部分もありますが、口が疲れるほど英語の発音練習に特化したアプリは、現状ほかにないので僕の一押しです。
実際にやってみると、自分の発音の下手な部分、例えば、うまく口が回らないなぁ、とか、something の th が難しいなぁ、とか、人それぞれ出てくると思います。
苦手な部分がわかれば、そこを重点的に練習すれば苦手意識もなくなってきます。
テンポよく次から次へと英語の発音練習が出来るのは、このアプリならでは。
下のリンクが公式サイトです。2週間無料で試せるので試してみてください。面白いですよ。
このアプリには単語や文法を学べる機能はないので、その辺をまず勉強したいということであれば、リクルートのスタディサプリ 新日常英会話コースの方がおすすめです。
レビュー記事を書いたので、リンクを貼っておきます。
【本音トーク】スタディサプリ 新日常英会話コースのレビュー【詳細分析】
料金
月額4,378円税込(2023/7/13現在)
申し込み方法
2週間無料で試してみることができますが、申し込みには、クレジットカードを登録する必要があります。
具体的な申し込み方法を、簡単に書いておきます。
- 下のリンク先から申し込み出来るページへ。
- 2週間無料お試し>>をクリック。
- emailアドレスとパスワードを設定する。
- 登録した email アドレスに送られてくるリンクをクリック。
- クレジットカードを登録。
- 同意して決済
- 登録完了。
下のリンクが公式サイトです。
”決済”となっていますが、これはクレジットカード等の支払い方法を登録するということで、すぐに引き落されるわけではないです。
2週間は無料ですので、気に入らなければ無料期間内に解約の手続きをすればOKです。
無料期間が終了する二日前にトーキングマラソンのサポートからメールが来て、解約するためのリンクも送られてきます。
簡単に解約出来るようになっているのは、利用者としては安心ですよね。ここは好印象。
無料期間を過ぎた後もそのまま継続したければ、自動的に課金されてそのままアプリを使い続けることが出来ますので、手続き不要です。
解約方法
下記のリンク先よりログイン。
マイページ画面の契約プラン右の解約するをクリックして解約。
最後に
トーキングマラソンの使い方や機能については以上です。
トーキングマラソンを長期間使ってみてのレビューも別記事で書きましたので、興味があれば読んでみてください。
【4ヶ月380スキット完走!】実際トーキングマラソンは効果あるのか!?【詳細レビュー】
無料アプリも多数レビューしていますので、興味があれば読んでみてください。
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