オンラインビジネス英会話のビズメイツで、毎日英語を話しています。
フィリピン人講師の格安ビジネス英会話ということで、本当に大丈夫?と最初は疑っていたのですが、使ってみると想像以上によく出来ています。
ビジネス経験のあるレベルの高い講師に、さらに品質を上げるための講師トレーニング。
講師への評価システムや、面白い話題を提供するためのバラエティに富んだ教材群。
気になって調べてみると、発足時のエピソードや企業理念から運営会社自体が面白い。
ビズメイツが僕の英語にどんな影響があるのかというと、毎日45分予習して実際に25分英語で話すだけでなく、普段も英会話に便利な単語や表現はないかと探しているので、とても良い循環に入っています。
ビズメイツってどうよ?という人も多いと思うので、長所、短所を含めて詳細にレビューを書いてみます。
第一印象
最初はフィリピン人からビジネス英語を教わることに不安がありました。
ビジネス英語なんて、本当に教えられるの?
実際に授業を受けてみると、最初は発音が??という印象もありましたが、それを補って余りある骨太のものが後ろにある感じ。かなりの本気度を感じます。
プロ意識の高い講師
何度かレッスンを受けてみての感想は、まず講師のプロ意識が高いということ。
どういうことかというと、講師の仕事に「これならお金払ってもいいな」と納得出来るということです。
具体的には、
講師は25分という短時間のうちに、非常にたくさんのタスクをこなしていて、とても感心しました。
質問しても即答しますし、受講生が英語を話している最中にサクッとテキストボックスにアドバイスを書いてくれます。発音で迷ってもすぐにテキストボックスを使って説明。
人気のある講師は、たった5分のインターバルで受講生へのフィードバックを書き、毎回違う授業内容で次から次へと授業をこなしていきます。
すげぇ。
ビズメイツのサイトによると、講師の採用率は全体の1%で、書類選考、面接の後にトレーニングを行い、デモレッスンを経て、優秀な人だけが正式採用されるようです。
コミュニケーション力が高く、同時にビジネス経験豊富な人材というのは少なく、最終的に1%という採用率になるとのこと。
採用後も受講生からの評価を受けて、トレーニングを継続しているそうです。
この採用プロセスがどこまできちんと機能しているのかは分かりませんが、実際にたくさんの講師と接してみると優秀な人ばかりなので、なるほどと思います。
バックアップしているシステムも高品質
それと同時にもう一つ感心したのは、
ビズメイツのシステム全体がよく出来ている
ということ。
システムとは、講師を予約するときのウェッブサイトの作りや、My stageという授業を受けるときのインターフェイス。それに講師を評価する仕組みや教材などです。
ビズメイツで体験出来ることは、
積極的に話したい内容を、英語でとことん話せると同時に、ビジネスで必要なマインドセットも学べる
ということで、この体験を確立するために、ビズメイツ全体のシステムが構築されていて、システム開発のスタッフの優秀さも垣間見れます。
かなり真剣に「良いオンライン英会話とは?」について考えている印象。
「役に立つオンライン英会話を安い料金で」というのがビズメイツのコンセプトだと思いますが、かなりのレベルで達成出来ているな、と感じます。
あまり褒めると気持ち悪いですが、この好印象は自分でも意外でした。
なんだ、意外とよく出来ているな。というか、かなりよく出来ているんじゃない?
創業者の鈴木伸明さんは、英会話スクール大手のベルリッツでノウハウを学び、ベルリッツで教材を作っていた幹部(Hika Ito 伊藤日加さん)を引き抜いてビズメイツを立ち上げたそう。
Hika Itoさんは日系カナダ人2世で、英語のネイティブ。ビズメイツの教材作成者で、ビズメイツの動画にも自ら登場している。ビズメイツユーザーにはお馴染みの人。
なるほど、だからここまで高品質。なんか納得。
アセスメントの結果
ビズメイツについて解説する前に、僕の英語レベルを明らかにしておきます。
レベル3のランクA
最初の無料体験で僕の英語レベルが評価されて、どんな授業を受けたら良いかが提案されます。
25分の会話の後、「レベル3のランクA」と言われました。
TOEICなら900点くらいね。
との講師からのお言葉。
ちなみに10年ほど前にTOEICを受けて800点だったので、まぁ、だいたいそんなものだと思います。
レベル3はビズメイツが想定している受講生レベルのだいたい真ん中辺かなと思います。しかし、オンライン英会話には英語上級者は比較的少ないと思うので、受講生の中では上の方かもしれません。
初心者向けプログラムはふたつ
ほとんど英語話せないけど、ビズメイツって意味ある?
と思っている人もいると思うので、その辺も解説しておきます。
ビズメイツには初心者用に、最短で英語が使えるようになる特別プログラムがあります。
ちょろっと見てみましたが、2つコースがあります。
ひとつ目のプログラム
ひとつ目は900単語と150フレーズを組み合わせて、英文を言えるようになるプログラム。
少ない知識で、たくさんの英語表現が出来るようになるためのプログラムです。
英語を流暢に話せる人も、結局は知っている単語とフレーズを組み合わせて英文を作っているだけ。
そのフレーズと単語が、例えば初心者が20だとすれば上級者は7000のように、多いか少ないかの違いです。
なので、やることは基本的には上級者と同じで、理にかなっていると思います。
ふたつ目のプログラム
ふたつ目はリアルな英会話から、鍵になる基本的なフレーズを覚えて会話すること自体に慣れるというもの。
「実際の簡単な英会話に慣れましょう」という趣旨のようです。
例え英語の知識があっても、実際にどうやって英語を話すのか知らないとどうにもならないので、これも良いと思います。
詳細は下記の公式サイトにあります。
無料で一回デモレッスンが受けられ、同時に英語力も測ってもらえますので試してみると面白いと思います。
公式ページ
オンライン英会話 Bizmates(ビズメイツ)英語を話し始めれば、好循環が生まれる
たくさん話そう!
たくさんの講師から授業を受けていると、共通して感じるのが「受講生にたくさん話してもらう」ということが、ビズメイツの一番のコンセプトだということ。
ビズメイツの受講生の大半は日本人。日本人にはスピーキングが絶対的に足りていないというのは明白なので、
まずたくさん話してもらう。話始めれば自然と英語を吸収出来る。
というコンセプトをハッキリと感じます。受講生側からも「たくさん話したい!」という要望が多いのでしょう。
英語を発音し慣れるということももちろん大切ですが、定期的に英語を話すチャンスがあれば、普段の生活でも
これって、英語だとどうやって言う?
と気になり始めます。
映画やYouTubeを英語で見ている時にも、便利な英語が出てくれば覚えようとして、冒頭に書いたような好循環に入れるわけです。
自分の思いを英語で表現する
用意されている教材も、受講生がたくさん話せるような内容になっています。
常に
あなたはどう思う?
この場合はどうしたら良いと思う?
実際にあった、あなたのケースについて話して。
などなど、話題(教材)に基づいて、あなたの意見を聞かれます。
すなわち、「あなたの考え、意見を英語で話して!」と言われ続けるわけです。
受講生が積極的に話が出来るように、多岐にわたった教材が用意されています。
ビジネスについてはもちろんのこと、週末にちょうどいい、一般的なトピックもあります。
自分にとって必要な英語、すなわち「英語を話すときに知っていると便利な単語やフレーズ」は比較的簡単に覚えられるものなので、たくさん話すチャンスがあると、どんどん語彙が増えることになります。
ビズメイツ流ビジネス英語の学び方
教材は話題を提供するためだけでなく、ビジネスマンとしての学びもある
僕は「教材」というものにも不信感を持っていました。
教材って聞くだけで、すげぇ、つまんなそう。
中学校、高校のまったく実践的でない英語の教科書を想像して、とにかくつまらないだろうと。
しかしビズメイツの教材は、そういう教材とはだいぶ感じが違います。
ビズメイツの教材は、あるテーマについての短い会話から
英会話のための話題を提供しつつ、そこからビジネスマンとして重要な考え方も学ぶことが出来る
という感じ。
単なる言葉の学習ではなく、世界を相手にしている大人が知るべきことを学ぶという感じで、読み応えのあるものです。
教材の内容が架空のホラ話だと、真剣に取り組んで意味を理解しようとすること自体が時間の無駄な感じがしますが、ビズメイツの教材はそういう感じではないです。
自分自身の経験を語る
授業の中では、あるテーマについて自分自身のことを話すので、そこで必要な英語はすべてあなたにとって必要な英語。
はい、ここ大事なポイント。
ですので、ありもしないような架空の物語から
こんな英語、使うことある?
という英語を学ぶことがないわけです。
授業ではあなた自身の身の上に起こった出来事について、英語で話します。
自分の経験や考えを話しているわけですから、話にも情熱がこもるわけです。
なかなか思うように英語は話せませんから、便利な単語やフレーズを見つけた時には嬉しいものですし、それを頻繁に使えば覚えてしまうことも簡単です。
授業内容を簡単に解説
Other Programs: Negotiation
では、実際の授業がどんな感じなのかを簡単に解説してみます。
自分はいま「Negotiation」という教材に取り組んでいます。
Negotiationだけで20のレッスンがあります。
例えばレッスン1は「negotiation(交渉)する上で何が重要なのか」という記事から始まります。Negotiationでは何をゴールにするべきなのか。
記事を読んでNegotiationに関する基本的な方法論を知った上で、
最近、誰と交渉した?そのことについて話して。
と質問され、誰と何をどう交渉したのか。その時、何をどう感じたのかを英語で話します。
このようにビジネスシーンに出てくる様々な事柄について、その方法論を学びながら、自分自身の経験や意見を英語で話していきます。
Negotiationは日常生活にもたくさんあるので、仕事ではなく車を買った時の値引き交渉の話でもOKです。
教材の記事からうまく必要な英語を盗んで、自分で実際に使ってみることで単語やフレーズがより印象深くなり、覚えやすくなります。
事前に話す内容を考えておく
僕は授業直前に、45分くらい予習しています。記事を読んでわからない英語はあらかじめ調べ、質問の答えを事前に考えておきます。
例え25分の授業でも、予習を入れれば、毎日1時間15分ほど英語に取り組んでいることになります。
事前に自分の考えをまとめ、話す内容を決めておけば、授業中にうーんと考え込むことがなくなります。
大幅な時間の節約になりますし、話の内容も深まりますし、会話が面白くもなるわけです。
予習でスピーキングのリハーサルもしておけば、必要な英語を調べておくことも出来ます。
僕は予習でのスピーキングのリハーサル中に
あれ?足の裏って英語でなんていうの?
となって、辞書で調べました。
こうやって自分に必要な英語だけを調べていくので覚えやすいですし、ボキャブラリーもどんどん増えるわけです。
目指しているのは単なる英語学習ではない
創業者のインタビューを読むと、ビズメイツは単なる英会話スクールではなく、世界を相手に活動する人達へ、必要な知識やマインドセットも学んでもらうということを考えているそうです。
なるほど、だから教材の内容がグローバル人材に必要だと思われる情報が沢山詰まっているわけです。
英語は、その中身が無いと非常につまらないもの。内容が濃ければ、それだけ英語を使っての会話も面白くなります。
プレゼンや面接など、すぐに必要な英語も学べる
これとは別に、実際に英語面接なりプレゼンテーションが直近であるのであれば、講師を相手に練習が出来ます。
フィードバックももらえますし、わからないことはいくらでも質問出来ます。
さらに人事やセールスに関する英語とか、海外出張やemailを打つときの英語など、いくらでも細かい授業を受けることが出来ます。
職歴から講師を検索出来るので、自分に適した講師を選ぶことも簡単に出来ます。
興味、関心が英語学習を加速させる
このように現実の世界から自分に必要な英語を勉強することは、興味が湧くので英語を覚えやすい。
もしトピックに興味が持てないなら、これほどつまらない授業はないですから。
オーストラリアの英語学校の授業でも、講師が生徒にたびたび、何をしたい?何を学びたい?と聞いていました。ビズメイツでは、まさにそれをオンラインで実現している感じ。
自分で実際に体験してみると一目瞭然なので、無料のデモレッスンを受けてみたい人は、下記の公式ページからどうぞ。
ビズメイツの長所
それではさらに具体的に、ビズメイツの何が良いのかを細かく書き出してみます。
安い
アメリカ人やイギリス人など、ネイティブが講師のビジネス英会話と比べるとかなり安いです。
冒頭に話した創業者の鈴木さんは元々英会話大手のベルリッツで働いていましたが、価格が高いことがネックで万人におすすめ出来ないと感じていたそうです。
そこで価格が安いということを、ひとつの魅力にしたわけですね。
フィリピン人は時給300円から500円で講師をしてくれるので、ネイティブの時給より遥かに安い料金でレッスンを受けられます。
英語のアウトプットは量(どのくらい話したか)が大事なので、最初はとにかく量をこなしたいところ。
フィリピン人を相手にすることでコストを下げて量を増やすというのは、良いアイディアです。
毎日25分の英会話
毎日25分の英会話というのが、ペース的にちょうど良い感じ。
予習を入れると毎日大体1時間と少し。
例えば授業が週1,2回だと、ペースが遅くて物足りないです。
本気で英語を伸ばしたいなら、例え少しずつでも毎日やらないと上達がかなり遅くなります。
人生はとても短いので、すぐにでも「使える英語」を手に入れたいところ。
僕は結構たくさん話すので、25分だと短く感じます。
うそ、もう終わり?
50分の授業の方がゆっくり話せて良いと思うのですが、毎日50分は時間的に難しいですね。
おしゃべり(話したいことがたくさんある)で、時間的に余裕のある人は50分の方が良いと思います。
講師の質が高い
始める前にビズメイツについていろいろ記事を読んでみると、あちこちで講師の質が高いと言われています。
ふーん、で、何がそんなに良いの?
と正直思っていました。具体的にどうして、またはどのように質が高いのかがわからない。
そこで事前にフィリピン人の間で語られている実際のビズメイツ講師の選考方法を調べ、さらに実際に授業を受けた上での僕の感想を詳しく書きます。
給料が高いので優秀な人を集められる
フィリピン国内でのビズメイツの求人広告によると、講師の時給は300円から500円です。
300円から500円というのは、フィリピン国内では高給です。
調べてみると、フィリピン人のオフィスワーカーは時給150円くらいらしいので、その2倍から3倍の給料。
ですので、たくさんの応募があります。
そこから学歴や職歴を含めた選考があり、実際に英語力が試され、失礼な受講生にどう接するのかまで試されるので、優秀な人ばかりが集まります。
なぜこんなことを僕が知っているかというと、YouTubeに「どうやったらビズメイツの講師になれるのか」という動画がいくつか上がっていて、ハウツーを教えている人がいるから。
フィリピン人にとっても、高給で働けるビズメイツは注目されているようです。
講師は常に評価されている
授業が終わると、講師についてのメモが書けるようになっています。
これは講師についての重要な情報なので、ビズメイツの運営側が見ていても不思議ではありません。
これとは別に、授業が終わった後に講師を直接評価することも出来ます。
ビズメイツには、こうした受講生からの生の情報を直接吸い上げるシステムがあるので、常に講師は評価され、それに基づいて講師への個別指導もあるのだと思います。
ビズメイツによると、この評価は講師自身も見られるようになっていて、自分の授業が良いものかどうかの判断材料になっているそうです。
ですので受講生からの評価が低ければ、向上心のない講師はすぐに辞めてしまうかもしれません。
ガーン。私ってダメ?
向上心のある講師は、たくさんの受講生に選ばれればそれが収入に繋がるので、評価を受け入れつつ良い授業をしようと努めるでしょう。
いやぁ、正直大変な仕事だと思います。
俺には出来ない、、、、
マニュアルがある(と思う)
いくつか授業を受けて思うのは、授業方法のマニュアルがあるな、ということ。
それは以下のような感じ。
上のことはどの講師にも共通していて、トレーニングで教わるのだと思います。
これは非常に良いと思います。
良い授業のテンプレートがあって、すべての講師が良い講師であれば受講生の満足度も上がりますし、ビズメイツ運営会社、講師、受講生、3者にとって良い結果を生みます。
講師の英語レベルが高い
フィリピン人講師はいくらネイティブではないといっても、余裕でTOEIC900点台を取り、問題なくネイティブと会話が出来るレベルなので、普通の日本人からすると相当に上級です。
フィリピン人は子供の頃から英語を叩き込まれます。
なぜなら、国内に大きな産業がないので外国で働かなければならない状況だから。ということは、英語が話せないなら職もない、ということです。
英語話せないなら、まともな仕事はないぞ!
多くのフィリピン人がアメリカを始めとした先進国で働き、その仕送りでフィリピン全体が支えられています。
彼らの英語はそのための英語。生きるため、生活するための英語ですので、我々日本人が学校で習った英語とは、根本的に違うわけです。
他の格安オンライン英会話、例えばネイティブキャンプと比べて、講師全体の英語レベルも高いです。
それでもネイティブ並みに話せる講師は多くはないかもしれませんが、他の格安オンライン英会話にたまにいる理解が難しいほどアクセントが強い講師というのはあまりいないです。
話題(教材)が色々と用意されている
本来、受講生にとって一番良いのは「学びたいこと、興味があることを受講生自身が用意する」ことだと思います。
自分自身で話題にしたい題材を選んでいるのですから、それがつまらないということはあり得ないでしょう。
でも、何やったらいい?
毎回自分で題材を用意するのは正直難しい。
そこで、あらかじめビズメイツが用意しているわけです。
それでは具体的に、ビズメイツに用意されている教材を見てみましょう。大きく分けて4種類の教材があります。
Bizmates Program
ビズメイツの中心になる、ビジネス英語のための教材。ビジネスシーンに関わる短い会話からその考え方を学び、関連する英語を学んで行きます。
Other Programs
受講生のもっと細かい要求に応えるための教材。海外出張やe-mailの書き方、取引先との交渉の仕方など、より具体的に学べます。
Assist Lesson
受講生の直近の課題のために相談に乗ったり、リハーサルの相手をしてくれるプログラム。英語での資料作りや面接、プレゼンテーションの練習など。
Bizmates Discovery
ビジネスから少し離れた、色々な内容の記事があります。
英語レベルに合わせて好きなものを選び、自分の考えを述べたり、講師とディスカッションが出来ます。
いくつかやってみましたが、なかなか面白い記事で話も発展させやすかったです。
学びたいことが学べる
学習は興味、関心が無くなった時点で前に進めません。
「嫌なことをやるのが学習」だと思っていると、英語は伸びない。
何事も成績の良い人はもともと興味を持っていたり、嫌なことを楽しいことに変える努力をしています。
ビズメイツでは多岐にわたる内容が用意されているので、気分に応じて好きなものを学べます。
授業が終わった後に、
あー、今日もたくさん英語を話せて楽しかった!
と思えるように、積極的に教材を選びたいところです。
授業の予約が追加料金無しで出来る
例えば格安オンライン英会話のネイティブキャンプだと、追加料金を払わないと講師の予約が出来ません(正確には5回まで予約無料で、それ以降は有料)。
しかしビズメイツでは、無料で講師の予約が出来ます。
多忙な人は事前にお気に入りの講師を予約して、時間が来たらサクッと授業を受けたいもの。
直前でどの講師にするのか迷ったり、やっと講師を決めて授業を受けようとクリックした途端に誰かに先にクリックされたりするのは、非常にイライラします。
なんだよ、せっかく講師を選んだのに。また最初からやり直し、、、、
授業を予約出来るかどうかは、気に入った講師と決まった時間にキッチリ授業を受けたい人にとっては大きな問題。
この辺も、月額料金が少し高い理由にもなっていると思います。
授業を録画できる
Mystage上で授業を録画出来るようになっています。
録画すると、動画は自分の使っているデバイスに保存されます。
自分の姿を見るのは辛いものですが、客観的に英語を話している自分を見るのはとても良い経験。色々な発見があることは間違いないです。
しかし、録画出来る環境はかなり限定されます。
自分のMac+Google Chromeの環境だと、セキュリティーの問題で録画が出来ませんでした。
サポートとヘルプで録画出来ない環境を考え合わせると、録画出来る環境はWindows PCでsafari以外のブラウザを使う場合だけに限られるようです。
録画出来ない環境の場合は、自力で録画か録音をする必要がありそうです。
授業に対する要望を出せる
どんな授業を望んでいるのかを、事前に設定出来ます。
自分が望むことにチェックをつけておくと、授業が始まる前に講師が目を通せる仕掛けだと思います。
ちなみに僕は
にチェックを入れています。
インターフェイスが気分良い
講師を予約する画面や、授業を受ける時のMy Stageと呼ばれているWebページも白基調(黒基調に変更可能)でスッキリと整理されていてとても見やすく、気分良いです。
PC版
PC版のMy Stageは、教材、講師の顔、テキストボックスが同時に表示されているのでストレスフリー。
教材の文字の大きさを変えたり、教材画面を大きくして講師画面を小さくしたり、逆に講師の画面だけにすることも出来ます。
上には受講時間がカウントダウンされている(レッスンは終了しました、の部分)ので、時間配分を気にしながら、自分のスピーキングの長さを調整出来たりもします。
さらに自分の背景をボカしたりも出来て、至れり尽くせり。
ボロボロのカーテンや法に触れるものを見せたくなければ、ONにしときましょう。
モバイル版
モバイル版は、やはり画面が少し狭いです。
授業中は教材を見る必要があるので、字が小さ過ぎるのは困りもの。
講師の画面を消して教材だけ表示出来るので、この辺は臨機応変に切り替えながら授業を受けられます。
教材はPDFファイルになっているので、事前に印刷しておいても良いかもしれません。
ビズメイツの短所
講師がネイティブではない
言語はネイティブから教わるべき
僕は基本的には、言語はネイティブから教わるべきだと思っています。
これまで何度も書いてきたように、ビズメイツの講師はフィリピン人。
ネイティブと非ネイティブの違いは、
です。
実は英語にはイギリス、アメリカ英語を筆頭にいくつか種類があるので、どれを基準にするかで何が自然なのかも変わってきます。
じゃ、フィリピン人の英語ってどんな感じ?
非ネイティブであるフィリピン人の英語がどんな感じなのかは、日本語を流暢に話す外国人を想像するとわかりやすいです。
彼らは、問題なく我々日本人と日本語で会話することが出来ます。
しかしいくら日本語が上手だといっても、発音は少しアクセントがありますし、必ずしも100%自然な日本語を話せるとも限りません。
そういう外国人に、
この場合の自然な日本語は?
と尋ねても、教科書的な日本語はわかっても、ネイティブ(我々日本人)が実際にどう話すのかはわからないかもしれない。
しかし非ネイティブでも、お笑い芸人のパックンや日本文学者のロバート・キャンベルさんほどの日本語話者なら、ほぼ完璧。彼らより日本語が下手な日本人もいそうなレベル。
ほんの少しの微妙なアクセントはありながらも、彼らの日本語は涙が出るほど自然で完璧です。
ビズメイツにいる全てのフィリピン人講師が、パックンやロバート・キャンベルさんの日本語レベルで英語が話せるかというと、それは難しい。
しかし、それでもほぼ問題ないレベルで英語を話す人は沢山いるので、僕の経験上、英語の初級、中級の話し相手には十分です。
なぜフィリピン人なのか
創業者の鈴木さんのインタビューを読むと、なぜ講師としてフィリピン人を選んだのかが語られていました。
このような理由だそうです。
もうひとつ大事な要素としては、
フィリピン人は優しく他人を思いやり、明るい人が多い
ということもあるそうです。
これは僕の経験からも、そう言えると思います。僕があちこちで出会ってきたフィリピン人は明るくて良い人達でした。
フィリピン人の大半は、家族や人とのつながりを大事にする敬虔なクリスチャンというのも理由かもしれません。
フィリピンではMBAや博士号を持っているような優秀な人でも、仕事を探していたり、複数の仕事を掛け持ちしている状況。
なので優秀な人を採用しやすいということもあり、フィリピン以外の選択肢はなかったそうです。
英語話者はネイティブだけではない
現実社会では、英語の話し相手は実はネイティブだけではありません。
僕も外国人とたくさん英語を話してきましたが、非ネイティブの方が多いくらいです。僕が話してきた人たちを並べてみると、、、
ロシア、フランス、ドイツ、スペイン、ベルギー、スイス、オランダ、ニューカレドニア、イタリア、メキシコ、コロンビア、イスラエル、インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイ、フィリピン、中国、韓国、香港、台湾、モンゴル、ベラルーシ、南アフリカ、ブラジル、、、、
とこんな感じですので、英会話の練習で非ネイティブと話すのも、それはそれで良い経験。
非ネイティブのフィリピン人と話す経験が、まったく無駄なものという事はないです。
講師のマイナスな揺れもある
たくさんの講師と実際に接すると、一定レベルはクリアしながらも実にいろいろ。
みんな個性的。
非常に意欲的に英語を教えてくれようとする講師と、そこまででもない講師。
テキストボックスを最大限に活用する講師と、そうでもない講師。笑顔が多い講師と、そうでもない講師。
エネルギーの違いとも言えますが、講師はけっこう複雑なことをやっているので、能力の差とも言えるかもしれません。
この辺は人間ですので、その日のやる気でも変わってきますし、全員が常に100点満点ではないです。
話しているうちに、自分の話に夢中になってしまう講師もたまにいます。
そろそろ僕に話させてぇ、、、
さらには、一度授業をすっぽかされたことも。
参ったなぁ。せっかく予習したのに、、、
長くビズメイツをやっていると、いろいろな講師がいることがわかります。結局は人間がやっていることなので、ある程度はしょうがないかなと思います。
僕にとっては、自分が英語を話すことが目的ですので、講師のネガティブな揺れはそれほど気になりません。僕がたくさん話せればそれでOK。
しかし講師が熱心に自分のことを話し始めると、例え話自体が面白くても英語の授業としてはどうかな、とは思います。
授業後のフィードバックも、定型文を少し変えただけでフィードバックする講師と、きちんと受講者の特徴を考えてフィードバックしてくる講師とさまざま。
結局は何人か受講してみて、気に入った人を見つけることが一番です。
コツとしては、スケジュールが埋まり気味な講師が人気があると思うので、そういう人から選んでトライしてみましょう。
インターネット回線が不安定で授業開始が数分遅れる
25分間の授業ですと、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
講師が接続してくるのに1分くらい遅れてくるのは、まぁ良いです。
ところが回線が不安定で接続し直したり、PCを再起動したりと、なんだかんだ5分、10分と授業開始が遅れることが何度かありました。
なんだ、あと17分しかないじゃん!
これはフィリピンのインフラ事情や、使っているPCが良くないということもあると思いますが、なんとか改善出来たら良いな、とは思います。
まとめ
フィリピン人がビジネス英語を教えるということで、少なからず不安を感じていましたが、予想を超えた品質に今のところ大満足です。
こうやって書くと、良いことばかりで悪いところがあまりないので、
ほんとかよ。
と思われそうですが、正直、講師がネイティブではないこと以外に思いつきません。
ビズメイツとは何かを簡単にまとめると、
豊富なノウハウを持ったベルリッツ出身の創業者達が、ビジネス英会話を通してグローバル人材を育てるべく理想のシステムを作り上げ、フィリピン人に働いてもらうことでコストを抑えているオンライン英会話。
となります。
この記事を書く上でビズメイツについていろいろ調べたのですが、思いがけず頑張っている日本の会社に出会えた感じ。
なるほど。それではビズメイツは効果あるのですね?
という声が聞こえてきそうですが、それは完全にあなた次第。
バッチリ予習して有意義に授業時間を過ごせれば、必ず効果はあると思います。もしこれで効果がないのなら、逆にどうしたら良いのか途方に暮れるくらい。
ビズメイツで毎日アウトプット(英語を話す)するという柱があると、毎日英語について考える時間がグッと増えます。
練習のために、英語での独り言も増えるでしょう。
英語を話す準備が出来ている人は、次のステップはリアルな人間とたくさん話すことです。
ビズメイツについての事前の知識はこれで十分だと思うので、あとは自分でやってみましょう。僕が何を言っているのか、よくわかってもらえると思います。
無料のデモレッスンを受けてみたい人は、下記の公式ページからどうぞ。
オンライン英会話 Bizmates(ビズメイツ)番外編:ビズメイツ コーチング
月額料金に19,800円プラスするとコーチングが受けられます。
少し高い気もしますが、短期間で英語を話せるようになりたい、効率よく英語を学びたい人は、コーチングを受けてみるのも手だと思います。
追加の19,800円で何が出来るのかは、大きく分けて下記の3つ。
英語学習はモチベーションが一番大事なので、3つの中だと、コミュニティーへの参加が一番価値が高い気がします。
何事も、同じことをしている他の人と話してみるのが一番モチベーションが上がります。
それでは、それぞれを少し解説してみます。
ロードマップの作成
最初に英語スキルの査定をしてもらい、英語学習のロードマップを作成してくれます。
人それぞれの弱点や将来の希望を見据えながら、何を目標にどう頑張っていくかを見える化するわけですね。
英語学習をし始める最初のうちは、何をどう頑張ったら良いのかわからないもの。そこを話し合えるわけです。
コンサルティング
月4回15分間のコンサルティングで、学習の進捗状況や今後の方針を話し合えます。
ロードマップに沿って学習していくわけですが、やりながら迷ってしまったり、疑問に思ったり、意外に時間がかかったりといろいろ。そこを調整する作業ですね。
コミュニティーへの参加
同じようにコーチングを受けている受講生同士のネット上のコミュニーティーに参加出来ます。
同じように頑張っているもの同士で、英語学習について話し合ったり悩みを相談したりと、モチベーションを高めることが出来ます。
さらにチャットで学習方法をコーチングスタッフに相談出来たり、英文を送ることでライティングのアドバイスももらえます。
受講生同士の交流イベントも開催していて、英語学習についてのセミナーも開催。
こんな感じで、英語学習のサポートを受けられるので、学習目標やモチベーションを高いレベルで保てるというのがコーチングを受けるメリットです。
ビズメイツ コーチングの詳細は下記の公式ページから読んでみてください。
ビジネス特化型英会話コーチングならBizmates coaching!